トルコリラとlovelydays

通称“トルラブ”トルコリラ円を毎週1000通貨で積立投資し、その運用実績を公開します。

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2018/5/9トルコリラ円最安値更新!その原因とは?

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5/9トルコリラ円が再び最安値更新しました。この記事はその原因について解説します。

5/9最安値更新


5/9、トルコリラ円は25.013円を記録しまたもや最安値更新しました。2週間前の27円をタッチしたのがうそのようですね。

原因


今回の下落は大きく分けて3つの原因が考えられます。

  • 米国の長期金利の上昇
  • トルコのインフレ率の高さ
  • インフレやトルコリラ安に対応するための利上げが難しい


それでは順を追って見ていきましょう。

米国の長期金利の上昇

米国などの先進国で金融緩和によって利下げが行われると、信用がなくても金利の高い新興国通貨に人気が集まり、お金が流れ込みます


しかし、金融緩和が縮小されて利上げが行われると逆にリスクの低い信用のある先進国に資金を戻す投資家が増えるため、リスクのある新興国通貨に流れていたお金を引き揚げる動きが強まります。


その結果、トルコリラのような新興国は通貨安が起こります。


関連記事

米国利上げでトルコリラ下がる理由⬇︎
http://www.torulove.com/entry/2018/05/21/beikoku-kinri

トルコのインフレ率の高さ


トルコリラの4月のインフレ率は10.85%。インフレ率が高まれば物価の価値が上がります。つまり相対的にお金の価値が下がりますのでトルコリラ上昇に歯止めをかけている状態です。


トルコ中銀の利上げ対応は難しいと市場は見ている


本来であれば利上げをする事でインフレを抑えるのが定石なのですがエルドアン大統領は頑なに利上げを批判しトルコ中銀に利下げ圧力をかけています。


また来たる6/24には大統領選と議会選を控えているため、6/7の政策金利ではトルコ中銀が利上げを躊躇するのではないかと市場は見ており、下落を促す要因となっています。


まとめ


4/25の利上げも虚しく先月に続きまたもや最安値更新してしまいました。トルコリラにとって厳しい時期が続きそうです。

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この後、5/16にまたもやトルコリラ最安値更新しました…
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米金利上昇?米利上げでなぜトルコリラが下がるの?その理由


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米国の利上げとトルコリラにはどんな関係性があるのか。この記事では米国金利上昇でなぜトルコリラが下がるのかについて解説します。

なぜ米利上げがトルコリラ安につながるの?

理由


米国などの先進国で金融緩和によって利下げが行われると、信用がなくても金利の高い新興国通貨に人気が集まり、お金が流れ込みます


しかし、金融緩和が縮小されて利上げが行われると逆にリスクの低い信用のある先進国に資金を戻す投資家が増えるため、リスクのある新興国通貨に流れていたお金を引き揚げる動きが強まります。


その結果、トルコリラのような新興国は通貨安が起こります。

米国金利上昇の背景


2008~09年に起きたリーマン・ショックが原因でアメリカをはじめとする先進国は大不況に陥りました。そして2009年より不況を改善すべく積極的金融緩和がスタート。


金融緩和とは簡単にいうとお金を増やし、市場に出回るお金を増やすことで、景気を回復させる政策です。具体的には金利を下げる事でお金を借りやすくし、国のお金の流れを良くします。


この時、投資家は金利で利益を得たいために金利の小さい国よりも金利の大きい国へ資金をシフトしやすくなります。その結果、信用のない不安定な国(新興国にもお金が流れ込みます。

米国の景気は戻ったものの


その後、金融緩和によってアメリカの成長率は年々、上昇し景気も戻ってきました。ただその一方でインフレ率も2015年より同じく年々上がっています


(※インフレ率…去年に比べてどれくらいインフレになったかを表す指数)



適度なインフレは経済成長に必要ですが、過剰なインフレは再び経済を大幅に悪化してしまうリスクがあります。


そのためインフレはコントロールしなければなりません。


また各国は各々目標とするインフレ率を掲げ、その数値を目指して政策を行います。その代表的な政策の一つが金利政策です。


金利を上げ下げする事でインフレをコントロールします。


例えばインフレ率を上げたい場合は金利を下げ、インフレ率を下げたい場合は金利を上げます

米国は金利を上げざるを得ない


米国の目標インフレ率は2%ですが2018年現在のインフレ率は2.54%


つまり米国は目標の2%にインフレ率を下げるために、金利を上げざるを得ないわけなんですね。

トルコリラの今後


このような事態になった場合、新興国がとる対策は利上げなのですがご存知の通りトルコリラエルドアン大統領の利下げ圧力により、思い切った利上げができていない状況です。


4/25に行われた政策金利の際、ようやく利上げされたのですがまさに焼け石に水



一旦は買い戻されましたがその後徐々に売られ、さらにその後最安値更新しました。


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最安値更新⬇︎
http://www.torulove.com/entry/2018/05/16/6weeks


もしこのまま大幅な利上げが行われず、このままズルズル下落を続ければ22円も十分あり得そうです。

まとめ


6月には大統領選を控えており、米国金利上昇以外にもトルコリラの問題は山積みですが、まずは6/7の政策金利で市場を納得させるような大幅な利上げを期待したいものですね。

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トルコリラのリスクの一つ、シリア問題について解説してます⬇︎
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トルコリラ円 1000通貨 スワップ積立投資【6週目】

トルラブでは毎週水曜日に1000通貨でトルコリラを積み立てております。今回で6週目です。


現在のトルコリラ円レートは⁇



またもや最安値更新です。どうやらエルドアン大統領が「選挙に勝ったら金融政策への関与を強める」との発言したようです。


要するに「選挙に勝ったら絶対利下げするからな!トルコ中銀絶対従わせるからな!」的なことですね。


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なぜエルドアンは利下げしたいの?⬇︎
トリコリラ円の政策金利と今後の見通しについて - トルコリラとlovelydays


先週は25円のラインを割り込まんとしていたのですが、米金利上昇などの他の下落要因も重なってとうとう耐えきれず24円台へ。


その勢いそのままで結果24.497円まで落ちました。


本日のトルコリラ円積立購入レート



今回の購入レートは前回とは打って変わって最安値付近24.526円で1000通貨ポジれました。


前回のように今回もトルコ中銀の介入があったようで現在はトルコリラ少し上がってます。

ポジション平均レート



平均レートは25.900円。3週連続で下がり続けています。エルドアンが選挙で負けるくらいの大どんでん返しがないと上昇は難しそうです。

累計スワップポイント


下落は続いてますがその間もしっかりスワップポイントは貯まってます。現在の累計スワップポイントは939円。1日あたり54円貯まってます。


累計スワップ内訳

  • 4月11日 購入分:324円
  • 4月18日 購入分:259円
  • 4月25日 購入分:194円
  • 5月02日 購入分:96円
  • 5月09日 購入分:66円
  • 5月16日 購入分:0円

まとめ


今週のポジションとスワップ

今週のポジション
・24.526円
累計スワップポイント
・+939円


トルコリラ投資の懸念材料の部分がここぞとばかりに吹き出してますね。しばらくは苦しい時期が続きそうですが引き続きルールに従い淡々とトルコリラ1000通貨で積立ていきます。

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レバレッジとは?トルコリラ円積立投資する前に

FXにはレバレッジという仕組みがあります。このレバレッジがFXの魅力であり、またリスクでもあります。この記事ではレバレッジについて解説します。

レバレッジとは

レバレッジとは、経済活動において、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。 原義は「てこの作用」。
レバレッジ - Wikipedia


レバレッジとはてこを意味しています。


てこの作用とは小さな力で大きなものを動かすことです。


つまりFXでいうレバレッジとは、かければかけた分だけ小さいお金で大きなお金を動かす事ができるということです。


具体的に言うと、現在国内のFX会社では持っている資金の最大25倍の取引ができます

たとえば?


手持ちに10万円しかない場合でもレバレッジを25倍かければ、250万円の取引ができます。


レバレッジかけると

資金10万円 × 25倍(レバレッジ)= 250万円


またレバレッジを何倍かけたかは「レバレッジ〇〇倍」と表現します。上記の場合は「レバレッジ25倍」となります。


これがもし10万円の元手で100万円の取引をする場合は「レバレッジ10倍」となります。


レバレッジ10倍

資金10万円 × 10倍(レバレッジ)= 100万円


レバレッジは変動する


そしてレバレッジとは「レバレッジ25倍にしよう」「レバレッジ5倍にしよう」といった具合に、事前に設定するものではありません


あくまでも現状の資金残高(証拠金)に対して、その時に持っているポジションの取引量、金額によって自動的に決まります。その為その都度レバレッジは変動します



具体的に


例えば10万円の証拠金で100万円分のポジションを持つとします。


含み損益±0の場合

10万円の証拠金(含み損益±0)100万円分のポジションを保有
➡︎レバレッジ10倍


含み損益が±0ならレバレッジ10倍となります。


ここで仮に−5万円の含み損が発生したとします。


−5万円の含み損の場合

5万円の証拠金(含み損 −5万円)100万円分のポジションを保有
➡︎レバレッジ20倍


そうなるとレバレッジは上がりレバレッジ20倍となります。


今度は相場が逆転し+10万円の含み益になったとします。


+10万円の含み益の場合

20万円の証拠金(含み益 +10万円)100万円分のポジションを保有
➡︎レバレッジ5倍


この時レバレッジは下がり、レバレッジ5倍となります。


このようにレバレッジは相場が動く、すなわち証拠金に対し含み損益が上下するたびその都度変動します。そしてそのレバレッジを調整したい場合は証拠金や取引するポジションを調整することで可能となります。

レバレッジのメリット

資金効率が格段に良くなる


やはりなんといっても小さい資金で大きな金額の取引ができるということ。


レバレッジをかけた分、それだけ大きく利益を得ることができますので資金効率は何倍にも上がります。

例えば


10万円の資金で10万円の取引(レバレッジ1倍)をして10%の利益を出したとします。


レバレッジ1倍

※10万円 × レバレッジ1倍 = 10万円

10万円の取引 × 0.1 (10%の利益) = 1万円


レバレッジ1倍(レバレッジかけていない)状態での利益は1万円となります。


結果

資金10万円 + 利益1万円 = 11万円


これをもしレバレッジ25倍で取引した場合、


レバレッジ25倍

※10万円 × レバレッジ25倍 = 250万円

250万円の取引 × 0.1 (10%の利益) = 25万円


レバレッジをかけただけで、全く同じ取引方法にも関わらず単純に利益が25倍の25万円になります。


結果

資金10万円 + 利益25万円 = 35万円‼︎


上記の場合だと資金が3倍以上になりましたね。


つまりレバレッジをうまく使えば少額の資金であっても短期間で何倍にも増やす事ができるのです。

ロスカットされにくくなる


そして実はレバレッジにはもう一つの側面があります。それは最大レバレッジが高いほどロスカットされにくくなるということです。


「レバレッジ高かったら逆にロスカットされやすくなるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんので、順を追って説明します。

ロスカットはどのように執行されるの?


ロスカットが執行されるのは一定の証拠金維持率を下回った時です。


そしてその証拠金維持率は下の計算式で出されます。


計算式

(含み損益を差し引いた有効な証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100 = 証拠金維持率



計算式の中に必要証拠金というものがあります。


この必要証拠金とは取引に最低限必要な金額で最大レバレッジが高ければ高いほど少なくなります。


そして必要証拠金が少額であればあるほど、証拠金維持率が上がります。


つまり証拠金維持率が上がればロスカットされる水準から遠ざかるため、最大レバレッジが高ければ高いほどロスカットされにくくなるわけです。



…といっても言葉ではとても理解しづらいと思うので具体的に説明していきます。

具体的に


金融庁の取り決めにより、現在国内のFX会社の最大レバレッジは25倍ですので取引をする場合10万円で250万円の取引ができます。


これは逆を言えば250万円の取引をするために最低でも10万円必要ということになります。(=必要証拠金10万円)


そして現在ほとんどのFX会社が証拠金維持率の50%を下回った際にロスカットを行います。


例えば100万円の資金がある場合、取引している必要証拠金が10万円だったすれば、


(含み損益を差し引いた有効な証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100 = 証拠金維持率
⬇︎
(100万円 ÷ 10万円)× 100 = 1000%


証拠金維持率が1000%になります。そしてロスカットは50%なので、


1000% − 50% = 950%


950%の余裕 ➡︎ 95万円下がればロスカット‼︎


もしこれが最大レバレッジ10倍だった場合は証拠金は25万円となります。証拠金維持率は400%になります。


(含み損益を差し引いた有効な証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100 = 証拠金維持率
⬇︎
(100万円 ÷ 25万円)× 100 = 400%


そうなるともちろんロスカットされる水準も上がります。


400% − 50% = 350%


350%の余裕 ➡︎ 87.5万円下がればロスカット‼︎


最大レバレッジが下がるということはそれだけ必要証拠金が上がり、ロスカットされる金額も上がってしまいます。


250万円の取引をする場合

※最大レバレッジ ➡︎ 必要証拠金(ロスカットされる金額)

25倍 ➡︎ 10万円(5万円)
10倍 ➡︎ 25万円(12.5万円)
5倍   ➡︎ 50万円(25万円)
1倍  ➡︎ 250万円(125万円)


つまり最大レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなるのでロスカットされにくくなるわけです。

注意点

リスクもそれだけ大きくなる


小さな資金で大きな金額を取引をするということは大きな利益を得られる反面、同じく損失も大きくなります


大きな利益を得ようとして安易にレバレッジをあげてしまうと、最悪の場合、元手の金額を超えた損失を出してしまう可能性もあります。

最大レバレッジ10倍になる可能性がある


現在金融庁で最大レバレッジを25倍から10倍に規制する動きがあるようです。


先ほど最大レバレッジが高ければ高いほどロスカットされにくくなるとお伝えしました。


もし最大レバレッジ10倍の規制が実現してしまうと、最大レバレッジが低くなりますのでロスカットされやすくなります


現状高いレバレッジで取引をしている場合はレバレッジ10倍規制が入るだけで、リスクがグンと高くなります。


場合によっては規制を導入した直後にロスカットされる事もありえます。


その為、規制導入までに証拠金を追加入金するポジションを調整し対策する必要があります。

まとめ


レバレッジとは

・小さな資金で大きな金額の取引ができる
・ハイリスクハイリターン
・なるべく小さく抑える事が無難


レバレッジはまさに諸刃の剣です。大きな利益を上げられる一方で大きな損失を出してしまうこともあります。


そしてトルコリラ積立投資におきましても、レバレッジを上げればもらえるスワップポイントも増えますのでついついレバレッジをあげてしまいがちです。


ですがそれが原因でロスカットされてしまっては本末転倒です。


レバレッジは出来るだけ小さく抑えて、バランスを見ながらその都度調整する事が大切になります。

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ロスカットとは?トルコリラ積立投資の前に


トルコリラ積立投資を行う際にはロスカットに気をつけなければなりません。この記事はロスカットについて解説します。

ロスカットとは

ロスカットとは証拠金が一定の証拠金維持率下回った際に自動的に決済されてしまうシステムです。


基本的に証拠金維持率が50%を下回った場合ロスカットされてしまうFX会社が多いのですが、ロスカットのルールについては会社ごとに異なりますので事前に確認が必要です。


※証拠金についてはこちら↓
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例えば


証拠金10万円で取引していた場合、含み損が5万円(10万円に対して50%)を超えるとロスカットされ手元には5万円が残ります。


(本来は証拠金の計算につきましてはもう少し複雑ですがシンプルに伝えるためここでは省略します)


10万円で取引 ➡︎ 含み損5万円 ➡︎ 証拠金維持率50% ➡︎ ロスカット ➡︎ 5万円が手元に残る


これはレバレッジをかけた時も同じです。


例えば10万円の証拠金に高いレバレッジをかけて250万円の取引をした場合も、


10万円 × レバレッジ25倍 = 250万円

250万円の取引 ➡︎ 含み損5万円 ➡︎ 証拠金維持率50% ➡︎ ロスカット ➡︎ 5万円が手元に残る


このように250万円の取引をしても250万円のマイナスが出るわけではなく、あくまでも証拠金自体は10万円と変わらないため5万円マイナスになった時点でロスカットされます。


つまり自分が持っている資金以上の損失は基本的には発生しないシステムになってます。

なぜこんなシステムがあるの


まずロスカットとはFX会社が用意しているシステムです。


そしてなぜこんなシステムがあるのかというと「証拠金以上のマイナスが出ないようにし、投資家たちを守るため」にあります。


FXはレバレッジで証拠金の何倍もの取引をすることができますが、その反面マイナスもかなり大きくなってしまいます。もしロスカットシステムがなければ、証拠金を全て失ってしまうのみならず借金を背負ってしまう可能性もあります。


そういったことにならないために、FX会社が投資家のことを考えて作られたシステムがロスカットなのです。

注意点

ロスカットが間に合わない場合もある


ロスカットがあれば基本的には証拠金以上のマイナスは発生せず借金も背負うことはありません。


ただし例外があります。
それは相場に急激な変動があった場合です。


例えば100円だったものが緩やかに下落した場合
(99円でロスカットとする)

100円 ➡︎ 99.8円 ➡︎ 99.6円 ➡︎ 99.4円 ➡︎ 99.2円 ➡︎ 99円 ➡︎ 99円でロスカット


今度は急激な下落が起こった場合


100円 ➡︎ 大暴落 ➡︎ 95円 ➡︎ 95円でロスカット


99円にはロスカットの予定が間に合わず、95円でのロスカットとなります。つまり場合によっては証拠金以上のマイナスが発生することもあります。

まとめ

ロスカットとは

・証拠金以上の損失を出さないようにするシステム
・相場の急変動には間に合わない場合がある
・ロスカットを心配する必要のない資金管理が大事


元手以上の損失を出さないようにしてわれわれ投資家を守ってくれるロスカット。


ただ、最低限の資金は守られるからと言って、ハイリスクな運用をしてしまうといつか必ず取り返しのつかない事になります


トルコリラのような新興国通貨では他の通貨に比べて暴落が起こりやすいのは基本中の基本です。大きな下落があった時でもロスカットを心配する必要のない余裕のある資金管理がトルコリラ積立投資をする上で最も大事になります。

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証拠金と証拠金維持率とは?トルコリラ積立投資での注意点


トルコリラ積立投資における証拠金、証拠金維持率は常に注意するべき項目です。この記事は証拠金と証拠金維持率について解説します。

証拠金とは


証拠金(しょうこきん)とは、経済学用語の一つで、契約の成立、履行を確実にするために、当事者の一方が相手方に対して担保として預ける金銭のことを言う。
証拠金 - Wikipedia


簡単に言いますと保証金または担保となるお金のことです。


FXで取引を行うためには口座を開設し、その口座にお金を入金する必要があります。


取引までの流れ

FX口座開設 → お金を入金 → そのお金を元に取引開始


この入金するお金が証拠金です。

必要証拠金とは


必要証拠金とは実際に取引を行う際に必要になる証拠金のことです。


普通に考えれば100万円分の取引をしたい場合、100万円の入金が必要となりますよね?


100万円分の取引がしたい → 100万円を口座に入金 → 100万円の取引開始


ただFXではレバレッジという仕組みがあるため現在ほとんどのFX会社では証拠金の25倍まで取引することができます。


つまり最低でも4万円あれば100万円の取引することができます。


4万円 × 25倍 = 100万円

100万円分の取引がしたい → 4万円を口座に入金 → 100万円の取引開始


要は取引をする際に取引する額の4%が手元にあればそれを担保にして取引ができるということです。


(※基本的には必要証拠金は4%ですが会社によって計算方式が違うため事前にHP等で確認が必要です)

証拠金維持率とは


証拠金維持率とは取引している金額に対する証拠金の比率です。


証拠金維持率には計算式があります。


計算式

(含み損益を差し引いた有効な証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100 = 証拠金維持率


例えば、10万円入金していて含み損益が±0の時、必要証拠金が4万円だったとすると、証拠金維持率は250%となります。


(10万円 ÷ 4万円) × 100 = 証拠金維持率


ここでもし含み損3万円抱えていた場合は有効な証拠金が10万円から3万円引かれた7万円となります。必要証拠金はそのままなので証拠金維持率は175%になります。


(7万円 ÷ 4万円) × 100 = 証拠金維持率

※7万円は含み損の3万円を10万円から引いた金額


逆に含み益3万円が出ていた場合は以下の通りです。


(13万円 ÷ 4万円) × 100 = 証拠金維持率

※13万円は含み益の3万円を10万円に足した金額

このように含み損益によって証拠金維持率も変動します。

注意点

証拠金維持率が下がるとロスカットされる


この証拠金維持率が100%を下回った場合マージンコールがかかり、そして50%を下回った場合はロスカットされてしまいます。


(※実際の執行タイミングはFX会社によって異なります)


マージンコールとは簡単にいうと、「このままでとロスカットされるからお金入れてくださいよ〜」というお知らせです。


そしてロスカットとは保有しているポジションが強制的に決済されてしまうことです。


※ロスカットとは?
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例えば先ほどの例のように10万円で取引していた際に含み損を7万円抱えたとしたら証拠金維持率は100%を下回ってしまいます。


(3万円 ÷ 4万円) × 100 = 75%

※3万円は含み損の7万円を10万円から引いた金額


この場合、FX会社によってはマージンコールがかかったりまたはロスカットが執行されてしまいます。

まとめ


トルコリラ積立投資は常に含み損を抱えてる状態が基本となります。


またトルコリラは新興国通貨となる為、他の通貨よりも暴落は起きやすく、資金管理を怠るとすぐにロスカットされてしまいます。


そうならない為にも証拠金維持率には常に余裕を持って取引をしなければなりません。

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トルコリラ円 1000通貨 スワップ積立投資【5週目】

トルラブでは毎週水曜日に1000通貨でトルコリラを積み立てております。今回で5週目です。


現在のトルコリラ円レートは⁇



先々週27円まで上がったのが嘘のようにトルコリラ落ちてます。


一時は25.013まで下がり、あわや25円を割り込みそうだったんですが、どうやらトルコ中銀の介入があったようです。


そこからグンと反発し現在は25.582円まで上がっております。

本日のトルコリラ円積立購入レート



朝見た時には25.100円まで下がっていて買おうか迷った結果、様子を見たのですが…惜しいことしました。


結果反発してしまったので、上がったところの25.600円でポチり。

ポジション平均レート



平均レートは26.175円。着々と下がっていっていますね。


ただいずれはどこかでトルコリラは上がると信じているので今のうちに低いところでポジションを積立てられるのは良きなことです。

累計スワップポイント


下落は続いてますがその間もしっかりスワップポイントは貯まってます。現在の累計スワップポイントは609円。(5/10時点)


累計スワップ内訳


  • 4/11 購入分: 258円
  • 4/18 購入分: 193円
  • 4/25 購入分: 128円
  • 5/2 購入分 : 30円
  • 5/9 購入分 : 0円

まとめ


今週のポジションとスワップ

今週のポジション
・25.600円
累計スワップポイント
・+609円

現在トルコリラ円の下落が続いておりますが、心穏やかに運用できています。この調子でレバレッジをしっかり抑えて引き続き安全運転でトルコリラ積立投資を行っていきます。

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ポジションとは?トルコリラ積立投資する上での注意点

トルコリラ積立投資をする上で一番最初に理解しておきたいのがポジションです。この記事はポジションについて解説します。

ポジションとは?


一言でいうと、ポジションとは“持っている通貨”の事です。
それでは順を追って説明します。

ポジションを保有する


まずFXで取引をする際の流れから簡単に言いますと、
ある通貨を他の通貨で売買し、その通貨を反対売買する事て発生する差益を狙う投資方法です。

POINT

①ある通貨を買うか売る。
②上記で行った反対売買をしてその差益の受け渡しをする。


この時の①を行った状態の事をポジションを持つ、または保有するといいます。

ロングポジション


ある通貨を買った場合ロングポジション(または買いポジション)と言います。

日本円でドル円を1万通貨買う → 1万通貨のロングポジション


その後、為替レートが上がればプラスになります。


・ドル円1万通貨のロングポジション


ドル円が...
1円上がればプラス1万円⬆︎
1円下がればマイナス1万円⬇︎

ショートポジション

ある通貨を売った場合ショートポジション(または売りポジション)と言います。


日本円でドル円を1万通貨売る → 1万通貨のショートポジション


その後、為替レートが下がればプラスになります。


・ドル円1万通貨ショートポジション

ドル円が...
1円上がればマイナス1万円⬇︎
1円下がればプラス1万円⬆︎


以上がポジションを持った状態です。


そしてポジションを保有した状態の損益は含み損益と呼ばれ、その時点での損益となりますがこのままでは損益は確定されません。


確定するためにはポジションを決済する必要があります。

ポジションを決済する。


決済するというのは保有しているポジションをなくす、または解消することです。


含み損益がどれだけ動こうが、決済をしない限り損益は確定されません


ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(110円まで上がるはず。上がれば決済しよう)

10円上がる → 110円
+10万円の含み益
(なんかもっと上がる気がしてきた。決済せず様子を見よう…ふふふ)

その後
9円下がる → 101円
+1万円の含み益

(ぎゃーす!あの時決済してればよかった…)
(でも今はもっと下がりそうだからここで決済しておこう!)

決済
結果:1万円の利益が確定


つまり決済をするまでは、いくらレートが動こうがそれはあくまでもその時点での評価額となります。決済をして初めて損益が確定します。

トルコリラ積立投資での注意点

ロスカットに注意


繰り返しとなりますがポジションを保有したとしても決済をしなければ損益は確定しません


しかし、


決済というのは自分で行う場合だけでなく強制的に行われる場合があります。


それがロスカットというシステムです。


証拠金維持率がある一定の基準を下回るとその時点で保有しているポジション全てが強制的に決済されるシステムです。



強制的に決済されるということは、もちろんその時点で即座に損失が確定します


その為ポジションを持った際にはどの段階でロスカットになるのかを常に頭に入れておかないといけません。


またトルコリラ積立のように長期保有を目的とした投資方法に関しては、ロスカット = 終わりを意味します。


ロスカットに戦々恐々しないためには、余裕を持った資金管理が必要になります。

含み損益に一喜一憂しない


含み損益はあくまでもその時点での評価額です。


しかし、


為替が自分の予想に反した動きをした時に冷静な判断ができなくなってしまう事が多々あります。


これは含み損益どちらが出た場合にもいえます。


含み益であれば欲が出て思ってたレートで決済できなかったり、逆に含み損が出た場合も損失を受け入れられず傷口を広げてしまうことが多々あります。


予想外の含み益の場合

ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(110円まで上がるはず。上がれば決済しよう)

15円上がる → 115円
+15万円の含み益
(やっぱり上がった!でも…まだ上がりそう。決済するのもう少し待ってみよう)

その後、暴落が起き
16円下がる → 99円
ー1万円の含み損

(がー!あの時決済してればよかった…)


予想外の含み損の場合

上記の続き ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(きっとまた上がるはず。…でももし97円に下がったらその時は潔く決済しよう)

2円下がる → 97円
−3万円の含み損
(一時は+15万円だったのに…くそ。きっとここが底だ。…もうちょっと待ってみよう)

その後、暴落が起き
7円下がる → 90円
−10万円の含み損

(もうだめぽ。決済しよう…)


決済
結果:−10万円


こんなシチュエーションは少し極端かもしれませんが珍しくもないです。


またトルコリラ積立投資では決済せずに長期で運用する方法になるため、どうしても含み損を抱えがちです。


こういった状況を冷静に乗り切る為には常に最悪の想定をする事ルールを決めて何があっても破らない事が大事になります。

まとめ


ポジションとは

  • 保有している通貨の事
  • 決済する事で初めて損益が確定する
  • 最悪の想定をしてから持つべし


投資の基本は“安く買って高く売る”ですがそれを実践するのはなかなか難しいものです。ポジションを持ってから考えるのではなく、まずはポジションを持つ前にじっくり考える。それが成功への近道かもしれませんね。

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スワップポイントとは?トルコリラ積立投資をする上での注意点

トルコリラ積立投資をする上でまずおさえておきたいのがスワップポイントです。この記事はスワップポイントについて解説します。

スワップポイントとは?


スワップポイントとは二国間の金利の差で得られる利益の事です。


わかりやすくいえば、
通貨を取引することで得られる金利です。


FXの取引では通貨を売買しているため、金利が常に発生しています


そこを理解した上で順を追って説明します。

日本は低金利?


まず通貨には各国が定めた金利があります。例えば日本の金利は年0.1%(2018年現在)。1年間日本円を保有すれば0.1%利子が付きます。


100万円を日本円で1年間保有

100万1000円になります。(利子1000円)


次に、他国の金利と比べて見ましょう。

  • 米ドル    1.75%
  • 英ポンド   0.5%
  • 豪ドル    1.5%
  • 南ア     6.5%
  • メキシコ   7.5%
  • 日本      0.1%


昔ほどではないですが、他国と比べると相変わらず日本は低金利ですね。

低金利だからこそ有利?


次に日本円でドルを保有した場合。
この時の日本円と米ドルの金利の差は1.65となります。

  • 米ドル 1.75%
  • 日本円 0.1%

(1.75 ー 0.1 = 1.65)


100万円分のドル(1万ドル)を1年間保有すれば、
101万6500円になります。(利子16500円)


この二つの国の金利の差で得られる利益スワップポイントといいます。


低金利の日本円で高金利通貨を買えば、その差が大きくなればなるほどスワップポイントも大きくなります。

いつ?どんな風にもらえるの?


1年間に一度ではなく、日割り計算されたスワップが毎日付与されます。


100万円分のドル(1万ドル)を1年間保有すれば、
101万6500円になります。(利子16500円)
1年あたり→16000円
1日あたり→約43円


毎日決まった時間に付与され、その時間を経過する際に保有している分のスワップがもらえます。


ただ為替の取引が土日を除く、月〜金曜日になるため、土日付与分は別の曜日にまとめて付与されます


例えばみんなのFXなら木曜日に3日分のスワップポイントが付与されます。(いわゆる3倍デー)
※取引する会社によってスワップポイントや付与時間は異なります。

現在のトルコリラのスワップは?

現在のトルコリラの金利は8%です。
日本円が0.1%なので7.9%の金利差があります。
めっちゃ高金利ですね。


100万円分のトルコリラ(1万リラ)を1年間保有すれば、
107万9000円になります。(利子79000円)
1年あたり→79000円
1日あたり→約210円


この計算でいくと毎日約210円の利子がつくはずなんですが…


現在トルコリラ円を1万通貨保有すると、1日あたりにもらえるスワップポイントは約100円です。※みんなのFXの場合


「え?なんで210円じゃないの⁉︎」


と思った方。


その答えは次の注意点で解説します。

注意点

スワップポイントは変動する

金利と聞くと、固定されているイメージはないでしょうか。
しかしスワップポイントは変動します。それではどのように決まり、なぜ変動するのでしょうか。

スワップポイントの計算式


まずスワップポイントを決める計算式があります。


基本計算式

1年間のスワップ金利 = 為替レート × 保有通貨数 × 金利差

1日のスワップポイント=1年間のスワップ金利 ÷ 365日


つまりスワップポイントを決めるのは金利差だけでなく、為替レートも大きく影響します。


トルコリラ円レートが100円の場合

100 × 10000 × 7.9% ÷ 365 = 210


前述した210円はトルコリラ円レートが100円の場合なのです。
実際のトルコリラ円レートは26円(2018年5月現在)となるので…


トルコリラ円レートが26円の場合

26 × 10000 × 7.9% ÷ 365 = 56


基本的なスワップポイントは56円になります。


つまりレートが下がるとスワップポイントも下がってしまいます

最終的にはFX会社が決める


ただ、上記の計算式はあくまで“基本”であり、実際にはそこからさらに±αの要素が加わります


その±αとはFX会社のさじ加減です。


というのも(計算式で出された金額は当然基準として意識されますが)最終的にFX会社が自由にスワップポイントを決めることができるからです。


そしてスワップポイントが各社で異なる理由はその会社がどこまでリスクをとれるかによります。


簡単に言えば、スワップポイントを低く設定すればそれだけFX会社の利益になります。
しかしそんなことをすればスワップポイント狙いの投資家はもちろん別の口座を選びますよね。


ですので顧客獲得の為にはスワップポイントをある一定の水準以上の金額にする必要があります


そして現在スワップポイントを比較するサイトも多数あり、FX会社側もユーザーのニーズをわかっているようですので、実際の基準よりも高めにスワップポイントを設定している会社が多い傾向にあります。

金利が高いのはリスクの裏返し


それではそもそもなぜトルコリラは金利が高いのでしょうか?


答えは簡単。


金利を上げないと誰もトルコリラを買わないからです。
要するに信頼がないんですね。


現在トルコは経済成長しており、今後大きな発展を期待されている新興国のひとつです。


ただ、


その反面、相応のリスクがあります。

いろんなリスク

政治的リスク(エルドアン問題etc...)
資金流出リスク(インフレ問題etc...)
地政学リスク(シリア問題etc...)


このことからトルコリラには常に暴落する危険が潜んでいます。


普通ならそんな危険のいっぱいある通貨買いませんよね?


しかし新興国としては資金がないと経済の発展や成長はできません。


そこで!


金利を上げることにより他国から資金を集めているのです。


その為、トルコリラに投資する場合は高金利という点だけではなく、その背景にあるリスクにもしっかりと目を向ける必要があります。

スワップポイントは支払う場合もある


スワップポイントをもらえるのはあくまでも低金利の通貨で高金利の通貨を買った場合のみです。


日本円でトルコリラ買った場合

  • 日本    0.1%
  • トルコリラ 7.9% 

7.8%の利子がもらえる
(7.9 ー 0.1 = 7.8)

逆に、

トルコリラ円で日本円を買った場合

  • トルコリラ 7.9% 
  • 日本    0.1%

7.8%の利子を支払わなくてはならない
(0.1 ー 7.9 = −7.8)


つまり高金利通貨で低金利通貨を買う場合はマイナスになってしまうので注意が必要です。

まとめ

スワップポイントとは

  • 2国間の金利差で得られる利益
  • 毎日もらえるが変動する
  • 高金利=ハイリスク


新興国であるトルコリラへの投資については賛否両論あります。ただ、きちんと資金管理をすればリスクを最小限に抑えることはできます。しっかりとリスクを理解した上でトルコリラとlovelydaysを過ごしていきましょう。

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