トルコリラとlovelydays

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2018/5/9トルコリラ円最安値更新!その原因とは?

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5/9トルコリラ円が再び最安値更新しました。この記事はその原因について解説します。

5/9最安値更新


5/9、トルコリラ円は25.013円を記録しまたもや最安値更新しました。2週間前の27円をタッチしたのがうそのようですね。

原因


今回の下落は大きく分けて3つの原因が考えられます。

  • 米国の長期金利の上昇
  • トルコのインフレ率の高さ
  • インフレやトルコリラ安に対応するための利上げが難しい


それでは順を追って見ていきましょう。

米国の長期金利の上昇

米国などの先進国で金融緩和によって利下げが行われると、信用がなくても金利の高い新興国通貨に人気が集まり、お金が流れ込みます


しかし、金融緩和が縮小されて利上げが行われると逆にリスクの低い信用のある先進国に資金を戻す投資家が増えるため、リスクのある新興国通貨に流れていたお金を引き揚げる動きが強まります。


その結果、トルコリラのような新興国は通貨安が起こります。


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トルコのインフレ率の高さ


トルコリラの4月のインフレ率は10.85%。インフレ率が高まれば物価の価値が上がります。つまり相対的にお金の価値が下がりますのでトルコリラ上昇に歯止めをかけている状態です。


トルコ中銀の利上げ対応は難しいと市場は見ている


本来であれば利上げをする事でインフレを抑えるのが定石なのですがエルドアン大統領は頑なに利上げを批判しトルコ中銀に利下げ圧力をかけています。


また来たる6/24には大統領選と議会選を控えているため、6/7の政策金利ではトルコ中銀が利上げを躊躇するのではないかと市場は見ており、下落を促す要因となっています。


まとめ


4/25の利上げも虚しく先月に続きまたもや最安値更新してしまいました。トルコリラにとって厳しい時期が続きそうです。

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この後、5/16にまたもやトルコリラ最安値更新しました…
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