トルコリラとlovelydays

通称“トルラブ”トルコリラ円を毎週1000通貨で積立投資し、その運用実績を公開します。

ポジションとは?トルコリラ積立投資する上での注意点

トルコリラ積立投資をする上で一番最初に理解しておきたいのがポジションです。この記事はポジションについて解説します。

ポジションとは?


一言でいうと、ポジションとは“持っている通貨”の事です。
それでは順を追って説明します。

ポジションを保有する


まずFXで取引をする際の流れから簡単に言いますと、
ある通貨を他の通貨で売買し、その通貨を反対売買する事て発生する差益を狙う投資方法です。

POINT

①ある通貨を買うか売る。
②上記で行った反対売買をしてその差益の受け渡しをする。


この時の①を行った状態の事をポジションを持つ、または保有するといいます。

ロングポジション


ある通貨を買った場合ロングポジション(または買いポジション)と言います。

日本円でドル円を1万通貨買う → 1万通貨のロングポジション


その後、為替レートが上がればプラスになります。


・ドル円1万通貨のロングポジション


ドル円が...
1円上がればプラス1万円⬆︎
1円下がればマイナス1万円⬇︎

ショートポジション

ある通貨を売った場合ショートポジション(または売りポジション)と言います。


日本円でドル円を1万通貨売る → 1万通貨のショートポジション


その後、為替レートが下がればプラスになります。


・ドル円1万通貨ショートポジション

ドル円が...
1円上がればマイナス1万円⬇︎
1円下がればプラス1万円⬆︎


以上がポジションを持った状態です。


そしてポジションを保有した状態の損益は含み損益と呼ばれ、その時点での損益となりますがこのままでは損益は確定されません。


確定するためにはポジションを決済する必要があります。

ポジションを決済する。


決済するというのは保有しているポジションをなくす、または解消することです。


含み損益がどれだけ動こうが、決済をしない限り損益は確定されません


ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(110円まで上がるはず。上がれば決済しよう)

10円上がる → 110円
+10万円の含み益
(なんかもっと上がる気がしてきた。決済せず様子を見よう…ふふふ)

その後
9円下がる → 101円
+1万円の含み益

(ぎゃーす!あの時決済してればよかった…)
(でも今はもっと下がりそうだからここで決済しておこう!)

決済
結果:1万円の利益が確定


つまり決済をするまでは、いくらレートが動こうがそれはあくまでもその時点での評価額となります。決済をして初めて損益が確定します。

トルコリラ積立投資での注意点

ロスカットに注意


繰り返しとなりますがポジションを保有したとしても決済をしなければ損益は確定しません


しかし、


決済というのは自分で行う場合だけでなく強制的に行われる場合があります。


それがロスカットというシステムです。


証拠金維持率がある一定の基準を下回るとその時点で保有しているポジション全てが強制的に決済されるシステムです。



強制的に決済されるということは、もちろんその時点で即座に損失が確定します


その為ポジションを持った際にはどの段階でロスカットになるのかを常に頭に入れておかないといけません。


またトルコリラ積立のように長期保有を目的とした投資方法に関しては、ロスカット = 終わりを意味します。


ロスカットに戦々恐々しないためには、余裕を持った資金管理が必要になります。

含み損益に一喜一憂しない


含み損益はあくまでもその時点での評価額です。


しかし、


為替が自分の予想に反した動きをした時に冷静な判断ができなくなってしまう事が多々あります。


これは含み損益どちらが出た場合にもいえます。


含み益であれば欲が出て思ってたレートで決済できなかったり、逆に含み損が出た場合も損失を受け入れられず傷口を広げてしまうことが多々あります。


予想外の含み益の場合

ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(110円まで上がるはず。上がれば決済しよう)

15円上がる → 115円
+15万円の含み益
(やっぱり上がった!でも…まだ上がりそう。決済するのもう少し待ってみよう)

その後、暴落が起き
16円下がる → 99円
ー1万円の含み損

(がー!あの時決済してればよかった…)


予想外の含み損の場合

上記の続き ドル円レート100円 1万通貨ロングの場合
(きっとまた上がるはず。…でももし97円に下がったらその時は潔く決済しよう)

2円下がる → 97円
−3万円の含み損
(一時は+15万円だったのに…くそ。きっとここが底だ。…もうちょっと待ってみよう)

その後、暴落が起き
7円下がる → 90円
−10万円の含み損

(もうだめぽ。決済しよう…)


決済
結果:−10万円


こんなシチュエーションは少し極端かもしれませんが珍しくもないです。


またトルコリラ積立投資では決済せずに長期で運用する方法になるため、どうしても含み損を抱えがちです。


こういった状況を冷静に乗り切る為には常に最悪の想定をする事ルールを決めて何があっても破らない事が大事になります。

まとめ


ポジションとは

  • 保有している通貨の事
  • 決済する事で初めて損益が確定する
  • 最悪の想定をしてから持つべし


投資の基本は“安く買って高く売る”ですがそれを実践するのはなかなか難しいものです。ポジションを持ってから考えるのではなく、まずはポジションを持つ前にじっくり考える。それが成功への近道かもしれませんね。

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