トルコリラとlovelydays

通称“トルラブ”トルコリラ円を毎週1000通貨で積立投資し、その運用実績を公開します。

ロスカットとは?トルコリラ積立投資の前に


トルコリラ積立投資を行う際にはロスカットに気をつけなければなりません。この記事はロスカットについて解説します。

ロスカットとは

ロスカットとは証拠金が一定の証拠金維持率下回った際に自動的に決済されてしまうシステムです。


基本的に証拠金維持率が50%を下回った場合ロスカットされてしまうFX会社が多いのですが、ロスカットのルールについては会社ごとに異なりますので事前に確認が必要です。


※証拠金についてはこちら↓
torukorira.hatenablog.jp


例えば


証拠金10万円で取引していた場合、含み損が5万円(10万円に対して50%)を超えるとロスカットされ手元には5万円が残ります。


(本来は証拠金の計算につきましてはもう少し複雑ですがシンプルに伝えるためここでは省略します)


10万円で取引 ➡︎ 含み損5万円 ➡︎ 証拠金維持率50% ➡︎ ロスカット ➡︎ 5万円が手元に残る


これはレバレッジをかけた時も同じです。


例えば10万円の証拠金に高いレバレッジをかけて250万円の取引をした場合も、


10万円 × レバレッジ25倍 = 250万円

250万円の取引 ➡︎ 含み損5万円 ➡︎ 証拠金維持率50% ➡︎ ロスカット ➡︎ 5万円が手元に残る


このように250万円の取引をしても250万円のマイナスが出るわけではなく、あくまでも証拠金自体は10万円と変わらないため5万円マイナスになった時点でロスカットされます。


つまり自分が持っている資金以上の損失は基本的には発生しないシステムになってます。

なぜこんなシステムがあるの


まずロスカットとはFX会社が用意しているシステムです。


そしてなぜこんなシステムがあるのかというと「証拠金以上のマイナスが出ないようにし、投資家たちを守るため」にあります。


FXはレバレッジで証拠金の何倍もの取引をすることができますが、その反面マイナスもかなり大きくなってしまいます。もしロスカットシステムがなければ、証拠金を全て失ってしまうのみならず借金を背負ってしまう可能性もあります。


そういったことにならないために、FX会社が投資家のことを考えて作られたシステムがロスカットなのです。

注意点

ロスカットが間に合わない場合もある


ロスカットがあれば基本的には証拠金以上のマイナスは発生せず借金も背負うことはありません。


ただし例外があります。
それは相場に急激な変動があった場合です。


例えば100円だったものが緩やかに下落した場合
(99円でロスカットとする)

100円 ➡︎ 99.8円 ➡︎ 99.6円 ➡︎ 99.4円 ➡︎ 99.2円 ➡︎ 99円 ➡︎ 99円でロスカット


今度は急激な下落が起こった場合


100円 ➡︎ 大暴落 ➡︎ 95円 ➡︎ 95円でロスカット


99円にはロスカットの予定が間に合わず、95円でのロスカットとなります。つまり場合によっては証拠金以上のマイナスが発生することもあります。

まとめ

ロスカットとは

・証拠金以上の損失を出さないようにするシステム
・相場の急変動には間に合わない場合がある
・ロスカットを心配する必要のない資金管理が大事


元手以上の損失を出さないようにしてわれわれ投資家を守ってくれるロスカット。


ただ、最低限の資金は守られるからと言って、ハイリスクな運用をしてしまうといつか必ず取り返しのつかない事になります


トルコリラのような新興国通貨では他の通貨に比べて暴落が起こりやすいのは基本中の基本です。大きな下落があった時でもロスカットを心配する必要のない余裕のある資金管理がトルコリラ積立投資をする上で最も大事になります。

あわせて読みたい記事


証拠金について解説してます⬇︎
torukorira.hatenablog.jp


トルコリラ積立投資5週目です⬇︎
torukorira.hatenablog.jp